今回は、「ランディングページ」について解説します。
ランディングページの制作は、明確な目的がないと制作したお金が無駄になってしまうこともあります。
難しい内容があってめんどくさくなると悪いので、先に答えを書いておくと「自社サイトや店舗サイトを作る目的でランディングページを作るのは完全にお金の無駄」なのでやめましょう。
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お客様から聞いてビックリしたこと
まず、これは実際にあった話からご紹介します。
あるお客様から受けた相談です。
お客様「知り合いのホームページがなかなかアクセス数が増えないようなんだけど、なんでかわかりますか?」
私「確認してみますね…アレ?…えええええ!!!!」
そのホームページは、ランディングページでした。
お金をかけて制作したページがランディングページでは、アクセス数は増えないんです。
ランディングページって何?
ランディングページとは、「landing page=着陸ページ」という言葉の通り、元々の意味では「リンクや検索エンジンを経由してはじめに到達するページ」のことを指します。
すると、語源通りだと、ホームページの全てのページがランディングページになり得ます。
しかし、ホームページ制作やWEBマーケティングの世界では全てのホームページの1枚1枚のページをランディングページとは表現しません。
どのようなものをランディングページと表現するかというと、「WEB広告、SNS広告、メルマガ広告などの広告から流入させる「セールス」「リード」等を含んだ販促用の単一ページ」を指します。
制作会社は、1ページだけの制作となりますので、金額的にも安く仕上がることが多く、先ほど私が説明した「WEBの世界やWEBマーケティングに詳しくない人にはめんどくさいような内容」を説明したとしても、「ページが出来上がるならそれでいいや」と考えて、ホームページを制作する目的だったはずが、ランディングページを制作してしまう顧客が発生してしまうのです。
これは、制作会社が単純に不親切なことが一番の理由ですが、集客のためのホームページを制作しようとしても、ランディングページだと、その目的は果たせません。
ランディングページだけで集客ができない理由
ランディングページだけでは集客が難しいです。
その理由は、「検索エンジンで到達するユーザーはサービスや会社を知っている既存のユーザーだけ」「検索エンジンで集客できないから、集客は基本的に広告に依存する」という理由からです。
ランディングページは、本来「自社のホームページはあるものの、イベントやキャンペーン専用のページを作成して、SNS流入や広告流入を目指す」という目的で作られることが多いのです。
しかし、「自社サイトを作る目的だったがランディングページを作成した場合、まったく集客に繋がらない」という状態になります。
なぜランディングページは検索流入が見込めないのか?
ランディングページが検索流入が見込めない理由は、コンテンツボリュームが著しく少ないからです。
コンテンツボリュームが少ないサイトでは、検索エンジンを利用したユーザーに満足のいく情報提供ができる可能性が低いため、検索順位が下がります。
詳しくは、SEOに関して学ぶ必要があります。
ランディングページの正しい使い方
ランディングページの正しい使い方は、「広告流入を目的としたセールスページ」として使うことです。
広告流入を目的としたページなので、SEO対策の必要が一切ありません。
一番気を配ることは「ページに訪れた人が購入や資料請求という目的となるアクションを実行する割合を高めること(コンバージョン率を高めること)」です。
お客様のアクションが、「広告をクリック」→「ランディングページ閲覧」→「商品購入」という流れになるので、いかにコンバージョン率を上げる工夫をするかが大事になります。
まとめ
制作会社のランディングページは「安くホームページを作るもの」ではありません。
「お金を節約しようと思ったら、無駄になった」ということを防ぐために、よく制作会社と相談をしましょう。
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