スキマ時間で売上アップを狙うことができるのがSNSを利用したソーシャルメディアマーケティング(SMM)です。
SNS運用に力を入れていない
「まだSNS運用を行っていない」「SNSアカウント自体はあるものの動かしていない」という方も実際多いと思います。
SNSは無料で使える販促ツールで、使っていないとしたら非常にもったいないです。
- 無料で最新情報の告知ができる
- フォロワーは見込み顧客となり、見込み顧客に対してより買いたくなるような案内ができる(リードナーチャリングができる)
- WEBサイトの運用より気軽に運用ができるため、続けやすい。
- 顧客との関係性を作ることができるだけでなく、顧客のフォロワーにも情報を届けることができる(コメントやリプライなどで)
無料で「認知度の向上」「リードナーチャリング」「顧客とのコミュニケーション」ができるツールがSNSです。
もし、まだSNSをやっていないという方は今すぐアカウントを開設しましょう。
とはいえ、まずはあなたのビジネスにあったSNSを利用した方が良いので、それぞれの特徴を学びましょう。
各SNSの特徴
SNSには様々なものが存在しますが、それぞれ特徴やユーザー数が異なります。
特徴を知り、ビジネスとの相性を考えましょう。
以下で紹介するSNSは運用オススメ順です。
YouTubeの特徴
一番オススメのSNSとなります。YouTubeの特徴は以下のようになります。
- ユーザー数が多いプラットフォーム
- スマートTVの普及で幅広い年齢層をカバー
- 伸ばす難易度、投稿の難易度が若干高いものの伸びた時の影響力は間違いなくSNSトップ
- 拡散性はないものの、他のSNSへのシェアやYouTube自体のアルゴリズムで爆伸びする可能性がある
- 完全無料で利用できる
ユーザー数が多いプラットフォーム
YouTubeの一番の魅力はやはりユーザー数の多い環境ということです(月間ユーザー数6500万人)。
私のチャンネルも登録者数がまだ200人ほどの時にも伸びた動画は「200,000回再生」を超えるほどの影響力があります。
このようにユーザー数が多いので伸びる場合は急激な伸び、絶大な影響力を発揮します。
この影響力はリードジェネレーション(見込み顧客を生み出す)に最適なツールです。
スマートTVの普及で幅広い年齢層をカバー
スマートTVの普及が進んできました。この影響でまだまだ少ないものの他のSNSと比べると格段に高齢層の利用者が多いです。
また、中年層の利用率も非常に多くどの年齢のターゲットもだいたいカバーすることが可能です。
ちなみにテレビでYouTubeを閲覧している人は1500万人を超えたそうです。
伸ばす難易度、投稿の難易度が若干高いものの伸びた時の影響力は間違いなくSNSトップ
伸ばす難易度が高いです。これはブログのSEOと同様レベルの難しさであり、多くの知識を元にPDCAサイクルを回していかないとなかなか伸びないです。
また、投稿すること自体も「動画撮影」「動画編集」「タイトル文字」「概要欄」「タグの設定」「終了画面の設定」などなど他のSNSと比べるとハードルが高いです。
慣れてしまえば問題なく、間違いなくブログより運用は楽なんですが、やはり他のSNSと比べると難易度が格段に違うでしょう。
しかし、その難易度をこなしさえすれば、やはり大きい影響力を得ることができるという点は大きな大きなメリットです。
拡散性はないものの、他のSNSへのシェアやYouTube自体のアルゴリズムで爆伸びする可能性がある
他のSNSと違って閲覧する方法が異なるため拡散性はありません。
しかし、リンクの共有を簡単にすることができて、YouTubeの動画をTwitterなどにリンクでシェアすることが可能です。
このSNSへの共有からそのSNSで拡散されて大きな影響を得ることもあります。
また、YouTubeのブラウジング機能(オススメとしての紹介やホームでの紹介)によって爆伸びする可能性があります。
ブラウジング機能で短期間に伸びる動画に関しては、他のSNSでのシェアよりはるかに強力な影響を得ることが可能です。
完全無料で利用できる
広告以外の基本的な機能は全て無料で利用することができます。費用がかからずに売り上げを上げることができるのは素晴らしすぎますね。
LINEの特徴
LINEもビジネスを行う上での重要なSNSとなります。一番オススメのYouTubeができなかったとしてもLINEは抑えておきたいですね。
- ユーザー数が非常に多いプラットフォーム
- リードナーチャリングに最適
- ビジネス規模によって費用が異なる
- リードジェネレーションに向いていないものの、見込み顧客(友達登録済みの顧客)には多機能で便利
ユーザー数が非常に多いプラットフォーム
スマホユーザーのほとんどが導入しているアプリです。
高齢者向けのスマホ教室でもやはりLINEの授業は必須で行われています。
ユーザー数こそ多いものの、当たり前ですが、勝手に人にメッセージを送ったりすることができません。情報を取得してもらうには基本的にお友達登録が前提となります。
リードナーチャリングに最適
LINEはリードナーチャリング(見込み顧客のホットリードへ育てる)に最適です。
それは、お友達登録さえしてもらえれば、「通知付き」でユーザーに届けることができるからです。
確かに「プッシュ通知(情報が届いたらアプリを開いていなくても通知センターを通じて情報が届くシステム・スマホの上から出てくるお知らせ)」はアプリの設定で切ることが可能ですが、アプリ内通知はオフにすることはできません。
ブロックするかメッセージを開かない限り通知は消えないので、開封率が非常に高い情報となります。
そのシステムがリードナーチャリングに向いています。
読む読まないは別としてメールよりメッセージを開く可能性が高いので、読んでもらえるかどうかの工夫が大事になります。
ビジネス規模によって費用が異なる
ビジネスの規模によって費用が異なります。
スモールビジネスの場合は無料で利用できることも多いです(配信メッセージ1000件まで無料)。
他のSNSと違い、メインの機能に対して課金制度となっているため、予算を割かなければならないことは他のSNSと異なるポイントです。
リードジェネレーションに向いていないものの、見込み顧客(友達登録済みの顧客)には多機能で便利
LINEでリードジェネレーションをするにはタイムライン投稿が必要になりますがタイムラインは一般ユーザーにそこまで浸透していない+広告ばかりで閲覧する人も少ないのが現状なのでLINE自体はリードジェネレーションに向いていません。
しかし、お友達登録済みの見込み顧客に対しては様々な機能を駆使して販促を行うことが可能です。
LINE公式アカウントの機能としては以下のものがあります。
- メッセージ一斉配信
- 個別チャット
- セグメント配信(みなし属性)
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- カードタイプメッセージ
- クーポン
- リッチメニュー
など
この中で確実に抑えておきたい機能は、「メッセージ配信」「リッチメッセージ」「リッチメニュー」「クーポン」ですね。
うまく利用することで、「イベント集客が可能」「新商品の販促が可能」など、様々な効果を発揮します。
お友達登録をしている時点で、反応率が非常に高い顧客となるためメッセージの有効性が非常に高くなります。
Twitterの特徴
非常に使いやすくビジネス運用に向いているSNSです。
- 拡散力が非常に高い
- 価値のある投稿をすると大きく拡散する
- シンプルで使いやすい
- 画像・動画の投稿も可能
- リンクの投稿も可能(リンクを記載するとカード型リンクになる)
- 顧客との関係性が作れる
- ユーザー数も多い
拡散力が非常に高い
Twitterは非常に拡散力の強いSNSです。特別設定をしなければ、リツイート(シェア機能)だけでなく、いいねでも拡散の効果を発揮します。
これは他の主要SNSにはない機能で、投稿がより多くの人の目に触れるようになっています。
価値のある投稿をすると大きく拡散する
エンゲージメント率(反応率)の高い投稿を行うと、フォロワー以上のインプレッション数(表示回数)を獲得可能です。
投稿内容のの価値を上げることでエンゲージメント率が上がります。
シンプルで使いやすい
Twitterは先進的なSNSであるため、機能特化等がなく、シンプルで使いやすいところもGoodポイントです。
ツイートボタンを押して、添付する画像や動画を選択して発信するだけです。
他の人のツイートに反応する際もわかりやすいアイコンをタップしてアクションを起こすだけです。
SNSデビューするにはぴったりなSNSです。
画像・動画の投稿も可能
Twitterをされていない人に多いんですが「Twitterって短い文字だけの投稿でしょ?」と思われがちですが、画像や動画の投稿も可能なので、工夫をすれば一つの投稿でたくさんの情報を発信可能です。
リンクの投稿も可能(リンクを記載するとカード型リンクになる)
リンクの投稿も可能なので、LPへの誘導など、販促効果も期待できます。
ただ、一般的な投稿よりもインプレッションが低めに設定されている(Twitterからの離脱を防ぐため)ため、通常の投稿でファンを増やしておく必要があります。
リンク掲載を毎回行ったツイートだけだと伸びません。
顧客との関係性が作れる
Twitterは顧客との関係性が作りやすいです。正しいエゴサーチを行うことで、顧客を発見し、お礼の返信を行うことができます。
顧客としては自分の好きな商品を作っている会社にお礼をいただけると嬉しいと思う人が大半なので、ファン化を促進させることが可能です。
ユーザー数も多い
ユーザー数もInstagram、Facebookより多いため、よりたくさんの人へアプローチが可能です。
Instagramの特徴
- 日本では女性を中心に流行っている
- 戦略的口コミマーケティングに向いている
- 基本的にはビジネス向きではない(キャンペーン禁止・リンク貼れないなど)
日本では女性を中心に流行っている
Instagram利用者は女性が多いです。
ユーザー比率こそ半々ではあるものの、男性はあまり長時間Instagramに滞在しません。
しかし、女性の滞在時間はとても長く、商品が女性向けの場合は非常に相性がいいです。
購入理由・来店理由が「インスタを見て」という女性も非常に多いと思います。
ちょっとお洒落を演出する(いわゆるインスタ映え)ことで、多くの女性に支持されます。
戦略的口コミマーケティングに向いている
戦略的口コミの形成が可能なのがInstagramです。
ハッシュタグをうまく使うことで戦略的な口コミ形成が可能となります。
基本的にはビジネス向きではない(キャンペーン禁止・リンク貼れないなど)
実はInstagramはビジネス向きではありません。Instagramの方針自体がビジネス臭をなくすことです。あんなに広告ばかり表示されるのにね!
今こそメッセージでリンクを送ることができるようになりましたが、昔は、「コピーもできない、ハイパーリンクにもならない」というくらいリンク掲載ができませんでした。
フォロワーが1万人を超えるインフルエンサーのみが「ストーリーにリンクを貼れる」という特権があるため、多くのファンを作ることができれば、ビジネス運用も可能です。
また、2020年にキャンペーン禁止の規約ができました。確かに、やり方を制限すればキャンペーンをすることができます(フォローを条件としないなど)。しかし、キャンペーンの目的はリストの作成(フォロワーを増やす)ことが一番の目的なので、キャンペーンの意味をなしません。既存客への感謝の気持ちを伝えるキャンペーンはできるにはできますが、フォローが条件にできないとなると、全国の懸賞マニアからの応募だらけになってうまくいかないことが多くなってしまいました。
あくまでInstagramはファン作りと商品への憧れを持ってもらう形で使うことが一般的になります。
その他SNSの特徴
TikTok
- ショート動画特化型SNS
- 商品販促向けで独自のアルゴリズムにより大きな拡散性がある
- 他のSNSとの相性も抜群
- ユーザー数が減少傾向
- WEB上の名刺交換として行われるため、経営者層の利用者が多い
- BtoB向け
- 価値ある画像でのマーケティングが可能
- 教材などのハウトゥー物のBtoC向け
SNSはビジネスの販促に非常に重要なツールとなります。
自分のビジネスに合ったSNSを選択して利用しましょう。